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漱石アンドロイドがやってきました
先週末の14日~16日、ただ今開催中の「漱石と京都」展関連企画として、漱石アンドロイドが当館にやってきました。新聞や、テレビのニュースでご覧になった方も多いのではないでしょうか。
本企画は、かつて夏目漱石が学んだ漢学塾二松学舎を前身とする、二松学舎大学さん(東京・千代田区)のご協力により実現したものです。登場するやいなや、会場にどよめきが・・・!
当館 館長との掛け合いは、まさに人間そのものでした。視線にご注目を。
通常、館内での写真撮影はできないのですが、今回にかぎり特別にOKでした。
先日の記事でもご紹介したように、102年前の4月15日に夏目漱石がこの山荘にやってきました。その当時、山荘は工事中で、漱石はその完成を見ることなく翌年に没してしまいます。ついに実現することのなかった夏目漱石の再来訪を叶えることができ、大山崎山荘のかつての主・加賀正太郎もきっと喜んでいるのではないでしょうか。なんだか時を超えたロマンを感じますね。
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中島国彦氏×長島裕子氏 対談イベント
一昨日から始まった「漱石と京都」展の関連イベントとして、昨日19日、早稲田大学名誉教授の中島国彦氏と、早稲田大学非常勤講師の長島裕子氏による対談が行われました。
本イベントは大変反響が大きく、50名様募集のところ、3倍近くものご応募がありました。
夏目漱石の京都訪問、そして大山崎山荘のかつての主・加賀正太郎との出会いについて、原稿や書簡を読み解きながら大変詳しく解説していただきました。
さらに、夏目漱石が加賀の山荘の命名案を出した際、出典となった資料が今回はじめて明らかになった件についてもお話いただきました(詳しくは本展図録をご覧ください!)。
冒頭でおっしゃっていましたが、対談が行われた3月19日は、1915年に漱石がちょうど京都に向かっていた日だそうです。約100年前の今ごろはどのあたりを進んでいたんだろう、と考えるとなんだか感慨深いものがありますね。
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「漱石と京都」展が始まりました
5日間の展示替え休館が明け、本日無事に「生誕150年記念 漱石と京都 ―花咲く大山崎山荘」展が幕を開けました。
初日から多くのお客様にお越しいただき、ありがたいかぎりです。
文豪・夏目漱石は実はここ大山崎山荘にやってきたことがあり、かつての山荘の主・加賀正太郎に宛てた書簡が現存しています。
その所在はながらく不明でしたが、なんと、このたび発見され、幸運にも当館で所蔵することとなったのです。
今年は漱石生誕150年、そして大山崎山荘第一期工事竣工100年です。この節目の年に、晴れて書簡をお披露目します。
この機会をお見逃しなく☆
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