展覧会
藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに展 ご紹介その2
引きつづき、開催中の企画展のようすをお届けします。
今回と次回にかけてご紹介する山手館展示室では、藤田が親しい人々に宛てた手紙や、絵画、写真などとともに、波乱万丈な人生を辿っていきます。
展示された手紙や手しごと、資料からは、その時々に藤田が何に興味をもっていたのかが浮かび上がってきます。
なかでも、展示室で独自の存在感を放つのはこちらです。
中南米旅行での蒐集品()
左:『吾が画室』(1936年、)
1931年にフランスから中南米に旅立った藤田は、こうした現地の人々の手しごとによる品を持ち帰りました。
隣に並ぶ《吾が画室》には、それらが東京・高田馬場のアトリエに飾られていた様子が描かれています。どの品が描かれているのか、探しながら鑑賞するのも面白いかもしれませんね。
2月25日までの藤田嗣治展は、会期中月曜日も開館しています。
会期後半は混雑が予想されるので、お早めにお越しください。
皆さまのご来館をお待ちしております。
(TM)