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展覧会

丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展―追憶のオルソン・ハウス ご紹介その4

現在、企画展「丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展―追憶のオルソン・ハウス」を開催中です。本日は、「夢の箱」(山手館)の第4章の展示をご紹介します。

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年老いた姉弟が暮らすオルソン・ハウスは、割れた窓ガラスや傷んだ外壁の修理もされないまま朽ちていく一方でした。1967年、重い病気におかされたアルヴァロが息をひきとります。弟を失った姉のクリスティーナも、そのひと月ほど経ったのちに亡くなりました。

ワイエスは二人の死後、あたり一面雪でおおわれたオルソン・ハウスや、クリスティーナを埋葬するための墓地を描いています。また、かつて二人の会話が聞こえていた台所の上にある煙突を手前に配した構図の作品《オルソン家の終焉》習作(No.48 [後期出品]、No.49 [通期出品])も描いており、役目を終えたオルソン・ハウスがひっそりと静まり返っているようすが伝わってきます。

その後、ワイエスがこの家を描くことはありませんでしたが、2003年に国定歴史建造物に指定されたオルソン・ハウスは現在も残っており、多くの人が訪れる場所になっています。

企画展「丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展―追憶のオルソン・ハウス」は、12月8日(日)まで開催中です。
11月は5日(火)と11日(月)は休館日ですが、紅葉が見頃になる11月後半は休館日なしで開館いたします。庭園の紅葉とあわせてお楽しみください。

作品の詳細はこちら

本展は、おかげさまで多くのお客様にご来館いただいております。平日の15時以降にご来館いただくと、比較的ゆったりとご覧いただけます。

みなさまのお越しをお待ちしております。


(TH)

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