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展覧会

中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー ご紹介その1

現在、企画展「愛知県陶磁美術館コレクション 中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー」を開催中です。本日は、山本記念展示室のようすをご紹介します。

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入って右手には、中国の新石器時代から初期王朝時代のやきものと玉器(美しい石で作られた工芸品)を展示しています。今から7000年も前の貴重なやきものも、ご覧いただけます。

反対側の展示ケースには、戦国時代から漢時代に作られたやきものを並べています。部屋のかべの中央にある暖炉に組み込まれた画像石・画像磚(がぞうせん)とちょうど同じ時代に作られたものです。
その中から、こちらの作品をご紹介します。

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《緑釉爐(りょくゆうろ)》 愛知県陶磁美術館蔵


後漢時代(1~2世紀)に作られたもので、亡くなった権力者が死後の世界で生活に困らないようにと、お墓に納められていました。
「いろり」という意味を持つ「爐」は、現在のバーベキューコンロのようなものです。串に刺さった食材を焼いているようすがあらわされているのですが、よく見ると焼かれているのは、夏にお馴染みのあの昆虫でした。特に目の部分は本物そっくりですが、おわかりいただけますでしょうか?

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答えは、美術館の展示室にてご確認ください。みなさまのお越しをお待ちしております。

企画展「愛知県陶磁美術館コレクション 中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー」は、9月1日(日)まで開催中です。


(TH)