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黒田辰秋展 関連イベント「森見登美彦先生と語る 京都の青春、上加茂民藝協団」
企画展「没後40年 黒田辰秋展 ―山本爲三郎コレクションより」の関連イベントとして、「森見登美彦先生と語る 京都の青春、上加茂民藝協団」を開催いたしました。
雪が降り続く中、多くの方々にお集まりいただきました。
今回のイベントでは、「京都の青春」をテーマに、森見先生と当館学芸員が座談会形式で語り合いました。
黒田辰秋が暮らしていた場所がご自身の小説にも登場するため、「親近感を覚える」とおっしゃる森見先生。若き情熱を燃やした上加茂民藝協団がわずか2年で解散してしまい、心身ともに衰弱した黒田については、「自分の信念を抑えて協団の理念を信じ続けた結果、協団の破綻後、挫折感のような大きなショックがあったのではないか」と推測。ご自身の青春時代と重ねながら、語ってくださいました。
また、大学時代に過ごされた下宿先の四畳半アパートは、森見先生のお父さまが決められたそうで、もしワンルームに住んでいたら『四畳半神話大系』は『ワンルーム神話大系』という小説になっていたかというとそうではない、とお話しくださるなど会場を和ませてくださいました。
イベントの様子は、当館レストハウスにて上映予定です。
上映の詳細については、後日お知らせします。お楽しみに。
企画展「没後40年 黒田辰秋展 ―山本爲三郎コレクションより」は、
5月7日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)