展覧会
コレクション 春 ―所蔵作品による名品展 ご紹介その1
現在開催中の「コレクション 春 ―所蔵作品による名品展」では、当館が所蔵するおよそ1000件の作品の中から優品68件を選出し、多彩な作家たちとその作品をご紹介しています。
夢の箱(山手館)には、印象派以降に活躍した作家の作品を展示しています。
本日はその中から1点ご紹介します。
シュザンヌ・ヴァラドン《静物 果物》 (1922年)
シュザンヌ・ヴァラドンはもともと画家のモデルをしていた女性で、ルノワールやロートレックの作品にもたびたび描かれています。モデルのかたわら独学で絵を描き始め、高いデッサン力を発揮していきます。
彼女は、画家モーリス・ユトリロの母親でもあります。
繊細なユトリロとは対照的で、勝気な彼女の性格がうかがえるような力強い線で描かれています。ユトリロの作品も展示していますので、あわせてお楽しみください。
「コレクション 春 ―所蔵作品による名品展」は、7月3日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)