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開催予定

くらしに花咲くデザイン ―大正イマジュリィの世界

2025年12月20日(土)-2026年3月8日(日)

「イマジュリィ(imagerie)」は、イメージ図像を意味するフランス語です。
本展では、本や雑誌の挿画、装幀、絵はがき、ポスターなど大衆的な印刷物や版画の総称としてこの言葉を用いています。大衆文化が隆盛した大正時代には、印刷技術の革新を背景に出版文化が発展しました。藤島武二(1867–1943)、橋口五葉(1881–1921)、竹久夢二(1884–1934)ら当時新しい表現方法を模索していた画家たちも、同時代の美術界の動向と並走しながら、独自の表現を次々に生みだします。こうした動きのなかで、やがて杉浦非水(1876–1965)をはじめとする多くのグラフィックデザイナーが誕生し、モダンデザインに大きな影響を及ぼしました。
本展では、監修者である山田俊幸(1947–2024)の貴重なコレクション約320点を展覧し、多彩なデザインやイラストレーションをご紹介いたします。大正時代を中心に日本のくらしに花咲いた魅力あふれるイマジュリィの世界を、大正から昭和にかけての建築「大山崎山荘」をもつ当館でぜひご堪能ください。

会期

2025年12月20日(土)-2026年3月8日(日)
10:00‐17:00 ※最終入館は16:30まで

休館日

月曜日(ただし1月12日、2月23日の祝日は開館)、12月30日(火)―1月3日(土)、1月13日(火)、2月24日(火)

主催

アサヒグループ大山崎山荘美術館

後援

京都府
大山崎町
大山崎町教育委員会
京都新聞
読売新聞京都総局
朝日新聞京都総局
毎日新聞京都支局
産経新聞社京都総局
NHK京都放送局
エフエム京都

監修

山田俊幸

企画協力

株式会社キュレイターズ

入館料

一般 1,500円(1,400円)、高大生 700円(600円)、中学生以下無料
障がい者手帳・ミライロID をお持ちの方 500円[付添者1名まで無料]
※(  )内は20名以上の団体の場合 ※価格は税込

作品点数

約320件

主な展示作品

竹久夢二・表紙『汝が碧き眼を開け』(セノオ楽譜56番)
1917初版 / 1927年第7版
セノオ音楽出版社
橋口五葉・装幀/夏目漱石・著
寸珍『吾輩ハ猫デアル』
1911年初版 / 1919年第57版 大倉書店
小林かいち 絵はがきセット
《二号街の女》(部分) 1925–26年頃
さくら井屋(京都)
杉浦非水〔右上より〕《たつなみそう》《てうせんあさがほ》《フロックス》《おほばこ》《スヰートピー》《わすれなぐさ》(部分)
『非水月刊図按』第1巻第1号 1918年 金尾文淵堂
高畠華宵「華宵便箋」表紙
《願ひ》(部分) 1925年

ポスター・フライヤー

関連企画

申込受付中

講演会「大正イマジュリィの魅力」

日程

2026年2月7日(土) 13:30-15:00

講師

永山多貴子氏 (郡山市立美術館館長)

定員

50名 (要申込、先着順)

会場

大山崎ふるさとセンター
京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字竜光3
  ※阪急大山崎駅から徒歩1分、JR山崎駅から徒歩3分
  ※美術館が会場ではありません

参加費

無料

申込方法

展覧会ウェブページの申込フォームよりお申し込みください。
 ◎申込フォーム: https://form.run/@asahibeer-taishoimagerie-lecture
  申込期間:2026年1月31日(土)まで
 ※電話・メールによる受付はいたしません
 ※定員に達し次第、受付終了いたします
 ※受付終了時は、当館ウェブサイトでお知らせいたします

申込受付中

大山崎山荘+聴竹居 -モダンライフ探訪

日程

2026年1月29日(木)、2月12日(木) 各日10:00-15:00

対象

中学生以上

定員

各回15名 (要申込、抽選)

内容

昭和初期の名建築「大山崎山荘」と「聴竹居」を解説付きでめぐる建物見学会です。大山崎で同時代に暮らした実業家・加賀正太郎と建築家・藤井厚二がそれぞれに作り上げた理想の建築を通して当時のモダンライフを探ります。

参加費

当日、各施設でお支払いください。
 聴竹居:4,100円 (見学料+昼食代として)
 美術館:一般1,500円、高大生700円、中学生無料 
      障がい者手帳・ミライロIDをお持ちの方500円 (付添者1名まで無料)

申込方法

申込フォームよりお申し込みください。
 ◎申込フォーム:https://form.run/@oyamazaki-modernlife
  申込期間:2025年12月23日(火)まで
 ※電話・メールによる受付はいたしません
 ※申込期間終了後、当選者へメールでご連絡いたします

協力

一般社団法人 聴竹居倶楽部

申込受付中

クリスマスミニコンサート

日程

2025年12月24(水)、25日(木) 各日4回開催、各回約15分演奏予定

内容

京都市立芸術大学音楽学部の学生によるミニコンサート。
竹久夢二が表紙を手がけた「セノオ楽譜」の楽曲も演奏予定です。

参加費

無料
 ※別途美術館入館料が必要
 ※事前申込不要

協力

京都市立芸術大学キャリアデザインセンター

カフェ企画

「くらしに花咲くデザイン ―大正イマジュリィの世界」展にちなんだメニューをご提供いたします。
「カルピス®」は、大正8(1919)年に日本初の乳酸菌飲料として誕生しました。冬には、温かい「ホットカルピス® 」としてもお楽しみいただけます。また、アイスクリームは大正時代に工業化されて一般家庭に普及するまで、レストランでしか味わえない高級品でした。上質な素材を贅沢に使用した「長門牧場アイスクリーム ミルク&バター」から、アイスクリームの歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
作品鑑賞と併せて、大正時代から愛される味をどうぞお楽しみください。

『長門牧場アイスクリーム ミルク&バター』

信州・長門牧場の新鮮な生乳と、カルピス株式会社が培ってきた技術から生まれたカルピス(株)バターを贅沢に使用したアイスクリームです。


乳脂肪分17.1%という濃厚さがありながらも、
しつこさのない上品な口溶け。卵不使用で、砂糖以外の甘味料は一切加えていません。


カルピス(株)バターが持つ塩味が、生乳の自然な甘みを一層引き立て、素材の美味しさを存分に味わえる逸品です。

『ホットカルピス®』

大正8(1919)年に誕生した「初恋の味」の「カルピス®」を、温かいドリンクに仕立てました。
懐かしくも新しい味わいが、心と身体をじんわりと温めます。
歴史ある乳酸菌飲料の優しい味わいをどうぞお楽しみください。


【カフェ企画予告】

「リーガロイヤルホテル京都」ご協力のもと、12月20日(土)から会期中限定で、展覧会にちなんだオリジナルスイーツメニューを提供予定です。
続報を楽しみにお待ちください。