バーナード・リーチ
バーナード・リーチ
《スリップウェアペリカン図大皿》
制作時期
1930年
サイズ
縦43.6×横43.6×高さ9.4cm
スリップウェアは、17-18世紀にイギリスで盛んにつくられるも、時代とともに淘汰された技法でした。本作では、ペリカンが身体をくちばしでつつき、みずからの血を滋養物としてヒナに与える、「慈しみのペリカン」とよばれる伝統的図柄が見られます。古作の研究を重ねたリーチは、忘れられかけた模様、失われつつあった技法を自身の作品のうちに甦らせたのです。