バーナード・リーチ
バーナード・リーチ
《色絵葡萄文鉢(いろえぶどうもんはち)》
制作時期
1920年代
サイズ
縦23×横23×高さ11cm
イギリスのセント・アイヴスで焼かれた本作は、かつてリーチが滞日中に制作した楽焼の作品によく似ています。濱田庄司とともに現地で窯を築き仕事を始めた1920年ころ、日本での作陶の日々を顧みつつ低下度で焼成できる楽焼を試みて、窯の様子をみたものと思われます。見込み[鉢の内側]には、大胆でのびやかな葡萄文がほどこされており、リーチの初期作品の特徴がよく表れています。