河井寬次郎
河井 寬次郎
《筒描花喰鳥文額皿(つつがきはなくいどりもんがくさら)》
制作時期
1952年頃
サイズ
縦28.4×横18.2×高さ4cm

独特で不思議な形をした、河井寬次郎の創案による額皿です。河井は、このような陶額を好んで制作しました。二種類以上の釉薬が成焼中に溶け混じらないように線を盛りあげ、その線の内外に色釉をほどこす、法花という中国の陶磁器の彩色技法がもちいられています。流れるような描線と、発色のよい茶・黒・緑で描かれた花喰鳥(はなくいどり)の図が印象的です。