河井寬次郎
河井 寬次郎
《青磁釉辰砂差瓶(せいじゆうしんしゃさしへい)》
制作時期
1924年頃
サイズ
縦11.6×横11.6×高さ21.3cm

澄んだ水のような趣をたたえる青色に、一点の紅が花を添えています。中国や朝鮮の古陶磁研究に励んでいた、河井の初期の作例として貴重な作品で、釉薬の美しさは格別です。瓶の形は、中国・宋代の青磁にならったものと考えられます。