濱田庄司
濱田庄司
《白釉胴紐注瓶(はくゆうどうひもちゅうへい)》
制作時期
1960年頃

ビール会社を経営していた山本爲三郎のコレクションには、ピッチャーの類が多く含まれています。若き日にバーナード・リーチとともにイギリスへ渡った濱田庄司は、現地で数々の注瓶を実見し、その作りかたを研究しました。本作は、中世英国陶の形を踏襲したものです。胴紐を回した力強い姿、注ぎ口の細工、把手の取りつけ、すべてに堂々とした格が感じられます。