濱田庄司
濱田庄司
《鉄釉蝋抜花文鉢(てつゆうろうぬきはなもんはち)》
制作時期
1940年頃
サイズ
縦47×横47×高さ13cm

蝋抜とは、溶かした蝋を塗った部分が釉薬をはじくことによって、文様を浮かびあがらせる技法です。本作では、蝋抜部分にさらに青と柿[赤色]の釉を差して表現された笹の文様が堂々と中央に配され、華やかに仕上げられています。鉄釉の輝きと蝋抜部分からのぞく土のマットな質感との対比も見どころです。