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工芸

黒田辰秋

《黒朱漆灯火器(くろしゅうるしとうかき)》

制作時期

1928年頃

サイズ

縦48.4×横48.4×高さ55.9cm

黒田辰秋が依頼を受け、三國荘のために制作した十数点の電灯笠のうちのひとつです。黒と朱の漆を使い、伝統的な意匠である矢羽の文様を展開し、見た目にもリズム感のあるシェードに仕上げています。民家風の電灯笠にありがちなごつさはなく、しゃれた趣があるところに、黒田が京洛の木漆工芸の職人であることが感じられます。