工芸
《李朝 脇机》
制作時期
19世紀
サイズ
縦33.7×横71.3×高さ35.5cm

朝鮮王朝時代の家具は、その基本形を中国にならっていますが、風土や気象、固有の素材、暮らしぶりにあわせて独特の世界を作りだしました。中国の緻密な仕事とは異なる大らかさがあり、独自の味わいと風格が備わっています。
本作の前面、一見ひきだしに見えるのは両開きの扉で、そこにほどこされた線彫りもこの時代の特徴をよく伝える文様です。三國荘に置かれ、往時の室内写真にも写っています。