陶磁器
《宋 磁州窯鉄絵鳳凰牡丹文壺(じしゅうようてつえほうおうぼたんもんつぼ)》
制作時期
12-13世紀
サイズ
縦23.9×横23.9×高さ26cm


磁州窯は、河北省を中心とした中国最大の窯場のひとつで、化粧掛けによる多様な技法と、宋・元の時代から現代にいたる長い伝統を誇る窯として知られます。
本作は、山本爲三郎が戦後に中国古美術の老舗店から購入したものです。民窯(みんよう)ならではの自由で大らかな筆遣いは、柳宗悦ら民藝の同人にも大いに好まれ、日本民藝館にも磁州窯のコレクションが遺されています。