展覧会
ジョルジュ・ルオー ―いつくしむまなざし、祈りの筆あと ご紹介その3
現在、企画展「開館30周年記念 ジョルジュ・ルオー ―いつくしむまなざし、祈りの筆あと」を開催中です。
本日は前回に引きつづき、「夢の箱」(山手館)のようすをご紹介します。
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敬虔なカトリック教徒であったルオーは、人間の罪や苦悩、悲哀を主題にした作品を多く手がけています。なかでも紆余曲折を経て刊行された銅版画集『ミセレーレ』では、人間の悲哀、キリストの慈悲をテーマに、さまざまな銅版画技法を駆使してモノクロームで表現しています。
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《聖書の風景》1956年頃 当館蔵
晩年になると、それまでの平面的なマティエール(絵肌)が、絵の具を盛り上げた立体的なマティエールへと変化します。また、色彩も青、緑、黄、赤などの明るい色が基調になっていきます。黒い輪郭線は中世のステンドグラスを連想させ、溶岩を思わせる絵の具のマティエールはルオーの晩年の心境を物語っているようです。
企画展「開館30周年記念 ジョルジュ・ルオー ―いつくしむまなざし、祈りの筆あと」は、12月6日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TS)

