三浦篤氏による講演会を開催しました
10月17日(土)、リーガロイヤルホテル京都にて、開館30周年記念講演会「日本におけるクロード・モネ ―コレクションの形成と日本近代洋画の創造」を開催しました。
講師には、大原美術館の館長をつとめるとともに、美術史学者、東京大学名誉教授としてご活躍されている三浦篤氏をお迎えしました。
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講演は、「日本の美術館に集まったモネ」と「日本近代洋画が受け取ったモネ」の二部構成で行われました。
前半の「日本の美術館に集まったモネ」では、日本ではモネの作品が美術館に数多く所蔵されていることや、各美術館が所蔵するモネ作品の特色についてご紹介いただきました。また、当館が所蔵する8点のモネ作品についても、一点一点丁寧にご解説いただきました。
なかでも印象的だったのは、当館が所蔵するモネ作品の半数以上を占める晩年の作品についてのお話です。
当館所蔵の《睡蓮》のうち、晩年に描かれた2メートルを超える大作について、三浦氏は「単に画面が大きくなっただけでなく、作品を見る者の鑑賞体験も拡張していく」と解説されました。「大画面の前では自然と身体や視線を動かしながら作品と向き合うことになり、絵の空間の中に入っていくような経験になる」というお話には、共感された方も多かったのではないでしょうか。
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後半の「日本近代洋画が受け取ったモネ」では、日本の画家たちがモネを単純に模倣したのではなく、それぞれが必要な要素を受け取りながら独自の表現へと発展させていったという内容について、具体例を交えてお話されました。また、「モネや印象派の作品を見たときに受け取るものは、見る人や見るタイミング、時代によっても異なる」とされ、近代美術の魅力をあらためて考える機会となりました。
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なお、本講演会の入場に使用したQRコードで、現在開催中の「没後100年 クロード・モネ展」をご鑑賞いただけます。
すでに「地中の宝石箱」(地中館)で当館のモネ作品をご覧いただいた方は、そのときの記憶を思い出しながら講演会をお楽しみいただいたことと存じます。
まだご覧になっていない方は、本講演会の内容を思い出しながら作品をご覧いただけますと幸いです。
次回、最後の開館30周年記念講演会は、11月8日(日)の原田マハ氏による「美の宝石箱 開館30周年 大山崎山荘美術館の魅力」を予定しています。
チケットはおかげさまで完売いたしました。お申し込みいただいたみなさまは、どうぞ楽しみにお待ちください。
(TY)

