展覧会
藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに ご紹介その4
開催中の企画展「藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに」から、本日は地中の宝石箱(地中館)の展示作品をご紹介します。
この展示室ではモネの「睡蓮」をはじめ西洋絵画がご覧いただけます。今回は藤田嗣治と関係が深い画家の作品を展示しています。
アメデオ・モディリアーニ《少女の肖像》1918年
藤田嗣治と同じくエコール・ド・パリを代表する画家のモディリアーニは、1884年にイタリアで生まれ、1913年にパリのモンパルナスで藤田と出会います。藤田にとってモディリアーニは貧しい時代に苦楽を共にした仲間でした。
藤田は自身の随筆に「非常な酒好きで、(中略)強い酒を日に一二本平らげながら絵を描いていた。顰め顔をしたり、肩を怒らせ大声を張り上げて随分乱暴な恰好をしてモデルを恐れさせた事だった」と、モディリアーニについて書いています。
さらに藤田はこう続けています。
「反して出来る画は優しい美しいものであった」
企画展「藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに」は、2月25日(日)まで開催中です。
★「夢の箱」(山手館)の一部作品の展示替えをおこないました。2月6日からは、前日までとは異なる書簡や手紙に同封された写真などがご覧いただけます
会期中月曜日も開館しています。
会期終盤は混雑が予想されますので、お早めのご来館をおすすめいたします。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)