敬虔なカトリック教徒だったジョルジュ・ルオー(1871-1958)は、近代化が進むフランスにおいて、同時代の芸術潮流とは距離を置いた独自の作品を生みだしました。彼が暗い色調でとらえはじめた、曲芸師ら社会の片隅に生きる人々の険しい表情は、時を経るにつれやがて、穏やかで慈愛を湛えたまなざしをもつようになり、塗りかさねた絵具は厚みを増します。この表現や技法の変遷は、聖書に基づく主題を描いた作品にもみられ、画家が世俗の人々の姿のなかにキリストを見いだし、両者をかさね合わせて描き出そうとしていたことを感じさせます。
開館30周年記念企画展のひとつである本展では、アサヒグループ大山崎山荘美術館所蔵全4点のルオー作品に、日本国内でのルオー研究の拠点であるパナソニック汐留美術館の所蔵作品約35点を加え、画家が聖俗両方の主題にあらわした祈りを浮き彫りにします。
| 会期 |
2026年9月19日(土)―12月6日(日)*会期中一部展示替えあり |
|---|---|
| 開館時間 |
午前10時-午後5時(最終入館 午後4時30分) |
| 休館日 |
月曜日(祝日の場合は翌日の火曜日休館。2026年9月22日、11月24日、11月30日は開館) |
| 入館料 |
一般 1,500円(1,400円)、高大生 700円(600円)、中学生以下無料 |
| オンラインチケット | |
| 作品総数 |
41点(展示替え作品を含む) |
| 主催 |
アサヒグループ大山崎山荘美術館 |
| 特別協力 |
パナソニック汐留美術館 |
| 後援 |
京都府 |
| 開館30周年記念 |
https://www.30th.asahigroup-oyamazaki.com/exhibitions/rouault/ |
主な展示作品

1956年頃 アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵

1948年 パナソニック汐留美術館蔵

1941-42年 アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵
メインバナー・本作品:© ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2026 G4401
関連企画
講演会「ジョルジュ・ルオーの芸術と技法」
日本国内でのルオー研究の拠点である、パナソニック汐留美術館から学芸員をお招きし、ルオーの芸術と、その独特の制作手法についてお話をいただきます。
| 日程 | 2026年11月21日(土) 13:30-15:00 |
|---|---|
| 講師 | 古賀暁子氏(パナソニック汐留美術館学芸員) |
| 定員 | 50名(要申込、先着順) |
| 会場 | 大山崎ふるさとセンター |
| 参加費 | 無料 |
| 申込方法 | 申込フォーム:https://form.run/@asahigroup-rouault-lecture |
大山崎山荘+聴竹居 -大山崎のモダンライフ探訪
昭和初期の名建築「大山崎山荘」と「聴竹居」を解説つきでめぐる建物見学会です。大山崎で同時代に暮らした実業家・加賀正太郎と建築家・藤井厚二がそれぞれに作りあげた理想の建築をとおして当時のモダンライフを感じます。
| 日程 | 2026年9月29日(火)、10月9日(金) 各回10:00-15:00 |
|---|---|
| 対象 | 中学生以上 |
| 定員 | 各回15名(要事前申込、抽選) |
| 参加費 | 当日、各施設でお支払いください。 |
| 申込方法 | 申込フォーム:https://form.run/@oyamazaki-modernlife |
| 協力 | 一般社団法人 聴竹居倶楽部 |
大山崎山荘ツアー(館内一部の写真撮影可)
築100年を超える大山崎山荘内を解説つきでご案内します。ツアー内では、通常撮影不可の館内を特別にお撮りいただくこともできます。開館前の静かな時間に、朝の光が降り注ぐ大山崎山荘の美しい意匠と風景をご堪能ください。
| 日程 | 2026年10月22日(木) 8:30-10:00 |
|---|---|
| 対象 | 中学生以上 |
| 定員 | 20名(要事前申込、抽選) |
| 参加費 | 無料、ただし美術館入館料は別途必要 |
| 申込方法 | 申込フォーム:https://form.run/@oyamazaki-photo |
大山崎山荘ゆっくりツアー
お体の事情で当館までの坂道を登ることが難しい方を対象に、大山崎山荘を解説つきでゆっくりとご案内します。開館前の特別な時間をお楽しみください。
| 日程 | 2026年11月28日(土) 8:45-10:00 |
|---|---|
| 対象 | 中学生以上 |
| 定員 | 12名(要事前申込、抽選)、付添者を含む |
| 内容 | ※駅前から美術館本館前まで送迎バスでお連れしますので、坂道の移動はございません ※シャトルバスへは車いす・手押し車・ベビーカー・キャリーバッグを乗せることができません ※車いすや歩行器等でご参加の場合は美術館にご連絡の上、個人でお車の手配をお願いします |
| 参加費 | 無料、ただし美術館入館料は別途必要 |
| 申込方法 | 申込フォーム:https://form.run/@oyamazaki-yukkuri |
開館30周年記念カフェ企画「あのスイーツをもう一度」
「リーガロイヤルホテル京都」ご協力のもと、開館30周年記念カフェ企画を開催中です。過去の企画展特製スイーツのなかから、もう一度食べたい!とのよび声高いスイーツが再び登場します。「開館30周年記念 ジョルジュ・ルオー ―いつくしむまなざし、祈りの筆あと」の会期中には、若き日のルオーが修業を積んだ工房のステンドグラスを思わせるケーキと、モネが残した自作のレシピをアレンジしたマロンケーキが登場予定です。どうぞお楽しみに。

※写真は2022年にご提供したスイーツです
実際の商品とは異なります
※写真は2021年にご提供したスイーツです
実際の商品とは異なります

