河井寬次郎(1890–1966)の生誕130年を記念する展覧会を開催いたします。1920年、京都の五条坂に窯を求めて「鐘渓窯」と命名し、以来、河井は同地を拠点に活躍しました。中国や朝鮮の古作にならった精妙な作品を発表した初期を経て、柳宗悦(1889–1961)らと民藝運動を創始し、生活に根ざしたうつわを追求するようになります。戦後は、既存の概念にとらわれない自由な作風に転じていきました。没後半世紀以上が経過する現在もなお、河井の手がけた多彩な作品は私たちを魅了しつづけています。
民藝運動の支援者であったアサヒビール初代社長山本爲三郎(1893-1966)は、生涯にわたり河井と親交をもちました。本展では、山本家から当館に寄贈され、開館以来、当館所蔵品の軸である山本爲三郎コレクションを中心に、初期から晩年まで、河井寬次郎の貴重な作品約110点を一挙に公開します。
会期 |
2020年3月20日(金・祝)-2021年3月7日(日) |
---|---|
休館日 |
月曜(ただし、祝日の場合は翌火曜/9月22日は開館、23日は休館) |
主催 |
アサヒビール大山崎山荘美術館 |
入館料 |
※団体(20名以上)の受け入れは、当面の間中止いたします。
|
後援 |
京都府、大山崎町、大山崎町教育委員会、京都新聞、読売新聞京都総局、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、産経新聞社京都総局、中日新聞京都支局、エフエム京都 |
主な展示作品
1950年
アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
1933年頃
アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
1953年頃
アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
1961年
アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
関連企画
講演会「祖父・河井寬次郎のこと」
日程 | 2021年1月31日(日)13:00 - 14:30 |
---|---|
講師 | 鷺 珠江(さぎ たまえ)氏(河井寬次郎記念館学芸員) |
定員 | 30名、要申込(先着順) |
会場 | 大山崎ふるさとセンター |
参加費 | 無料 |
参加受付 | 返信可能なFAXまたは往復はがきで |