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谷崎潤一郎文学の着物を見る

2018年9月15日(土)-2018年12月2日(日)

文豪・谷崎潤一郎(1886-1965)は、女性とそのよそおいを濃密に表現しました。没後半世紀を経て、着物と馴染みがうすくなりつつある現代においては、作中の描写からその様子を思い描くことは難しくなってきています。谷崎自身が想定していた着物とはどのようなものだったのでしょうか。代表作「細雪」の見どころのひとつは、女性たちの華やかな着物姿にあります。本展では、さまざまな資料をもとに、登場人物の着こなしをあらためて検証します。他にも、「痴人の愛」、「春琴抄」、「台所太平記」など、多様な作品に表された、魅力あふれるヒロインたちのよそおいの数々を、谷崎の文章や挿絵、時代風俗なども手がかりに、アンティーク着物で再現します。

 また、谷崎は、美術館本館「大山崎山荘」を建てた実業家・加賀正太郎(1888-1954)と交流がありました。大正から昭和にかけて建てられた山荘は、まさに谷崎が生き、谷崎によって描かれた多くの物語と同時代の建築です。かつての雰囲気を色濃くのこす当館で、谷崎文学の世界をご堪能いただけましたら幸いです。

会期

2018年9月15日(土) - 2018年12月2日(日)
午前10時~午後5時 ※最終入館は午後4時30分まで

休館日

月曜
ただし9月17日(月)、24日(月)、10月8日(月)、11月19日(月)、26日(月)は開館
※振替休館日は9月18日(火)、25日(火)、10月9日(火)

主催

アサヒビール大山崎山荘美術館

入館料
一般
900円(団体:800円)
高・大学生
500円(団体:400円)
中学生以下
無料
障害者手帳をお持ちの方
300円

着物でご来館の方は、入館料から100円割引いたします
※他の割引との併用はできません

後援

京都府、大山崎町、大山崎町教育委員会、京都新聞、読売新聞京都総局、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、産経新聞社京都総局、中日新聞京都支局、エフエム京都

協力

弥生美術館、Ponia-pon

主な展示作品

「肉塊」ダンスホールの女性
着物監修:大野らふ
着物写真 協力:河出書房新社 撮影:大橋 愛
「台所太平記」鈴
着物監修:大野らふ
着物写真 協力:河出書房新社 撮影:大橋 愛
「痴人の愛」ナオミ
短靴:大塚製靴蔵
着物監修:大野らふ
着物写真 協力:河出書房新社 撮影:大橋 愛
「細雪」雪子
着物監修:大野らふ
着物写真 協力:河出書房新社 撮影:大橋 愛

関連企画

申込受付終了

スペシャルギャラリートーク

日程

2018年10月14日(日)
①午前11時-12時 ②午後3時-4時

講師

ohno_raff.jpg

大野らふ氏
(キモノスタイリスト、
Ponia-pon店主)

定員

各回35名、要申込(先着順)

内容

本展の着物を監修された大野らふ氏に、谷崎潤一郎文学と着物についてお話しいただきます

会場

当館展示室

参加費

無料、ただし美術館入館料は別途必要

参加受付

返信可能なFAXまたは往復はがきで
(1)イベント番号 (2)参加者全員分の氏名
以下、代表者のみ
(3)住所(4)電話番号(5)FAX番号
をご記入のうえ、「イベント係」まで
FAX:075-957-3126
※申込は1回につき2名様まで、①②いずれか1回のみご参加可
※対象は中学生以上
※往復はがきの場合は、10月7日(日)必着
※電話・メールによる受付はいたしません
※定員に達し次第、当館ウェブサイトでお知らせいたします

申込受付終了

ギャラリートーク

日程

本展覧会中の第2、第4土曜日
14:00-14:30

内容

学芸員が本展覧会の見どころを解説いたします

会場

当館展示室

参加費

無料、ただし美術館入館料は別途必要
※事前申込不要