アサヒビール大山崎山荘美術館は1996年4月に開館し、今年で20周年を迎えます。
開館20周年を記念する本展では「終わりなき創造の旅」をテーマに、古今の作家たちによってくり広げられてきた創造にまつわる「旅」に焦点をあて、当館蔵品から厳選した名品を公開します。
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)とパブロ・ピカソ(1881-1973)にとって画家の原点であり、新たな旅立ちの時であった初期の貴重な作品をはじめ、ヨーロッパ各地を旅し、その印象を描きとめたクロード・モネ(1840-1926)やポール・シニャック(1863-1935)、マルク・シャガール(1887-1985)らの風景画や、制作の新たな展開を
もとめて南米を旅した藤田嗣治(1886-1968)の人物画のほか、日本やアフリカ、オセアニアなど遠方の地からもたらされたものに創造の源泉を見いだした、エドガー・ドガ(1834-1917)、アメデオ・モディリアーニ(1884-1920)、オーギュスト・ルノワール(1841-1919)らの作品を展示します。
また、本展では東と西の文化的融合を説いた陶芸家 バーナード・リーチ(1887-1979)の水墨画、イギリスや沖縄など各地で陶技を学んだ濱田庄司(1894-1978)のやきもの、朝鮮古陶磁の研究家 浅川伯教(1884-1964)と思想家 柳宗悦(1889-1961)が朝鮮半島や日本各地で蒐集した工芸品もあわせて紹介し、創造をめぐるさまざまな旅に迫ります。
| 会期 |
2016年3月19日(土)-2016年6月5日(日) |
|---|---|
| 休館日 |
月曜日 |
| 主催 |
アサヒビール大山崎山荘美術館 |
| 入館料 |
|
| 後援 |
京都府、大山崎町、大山崎町教育委員会、京都新聞、 |
主な展示作品

《農婦》1885年
当館蔵

《少女の肖像》1918年
当館蔵

《バラ色の踊子》1878年
当館蔵

《大聖堂(東方風の)》1932年
当館蔵

《睡蓮》1914-1917年
当館蔵
関連企画
アサヒ ラボ・ガーデン提携企画 レクチャー「終わりなき創造の旅 -作家たちのものがたり」
| 日程 | 2016年4月16日(土) 14:00-15:00 |
|---|---|
| 講師 | 当館学芸員 |
| 定員 | 40名、要申込(抽選) |
| 内容 | 企画展の理解をより深めるためのレクチャー |
| 会場 | アサヒ ラボ・ガーデン |
| 参加費 | 無料 |
| 申込方法 | 2016年3月上旬よりアサヒ ラボ・ガーデンのウェブサイトで受付開始 |
ギャラリートーク
| 日程 | 本展覧会中の第2、第4土曜日 |
|---|---|
| 内容 | 当館学芸員による展示の見どころ解説 |
| 会場 | 当館展示室 |
| 参加費 | 無料、ただし美術館入館料は別途必要 |
講演会 1.「旅する芸術家・移動する作品」
| 日程 | 2016年3月26日(土) 14:00-15:00 |
|---|---|
| 講師 | 高階秀爾氏(大原美術館館長/西洋美術振興財団理事長/東京大学名誉教授) |
| 定員 | 50名、要申込(先着順) |
| 参加費 | 無料、ただし美術館入館料は別途必要 |
| 参加受付 | FAXまたは往復はがきで |
講演会 2.「旅と酒とふれあいと」
| 日程 | 2016年4月1日(金) 14:00-15:00 |
|---|---|
| 講師 | 吉田類氏(酒場詩人) |
| プロフィール |
高知県出身。酒場詩人&イラストレーター。 |
| 定員 | 50名、要申込(先着順) |
| 会場 | 当館展示室 |
| 参加費 | 無料、ただし美術館入館料は別途必要 |
| 参加受付 | FAXまたは往復はがきで |
講演会 3.「旅と創造」
| 日程 | 2016年4月2日(土) 14:00-15:30 |
|---|---|
| 講師 | 池内紀氏(ドイツ文学者/エッセイスト) |
| 定員 | 50名、要申込(先着順) |
| 会場 | 当館展示室 |
| 参加費 | 無料、ただし美術館入館料は別途必要 |
| 参加受付 | FAXまたは往復はがきで |
開館記念日
| 日程 | 2016年4月8日(金) |
|---|---|
| 内容 | 4月8日(金)にご来館された方全員に記念品をプレゼントいたします |


