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彫刻

イサム・ノグチ

《道化師のような高麗人参》

サイズ

縦38×横41×高さ100cm

世界的に活躍した彫刻家のイサム・ノグチは、日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれました。大地に根を張る高麗人参は、東洋医学で用いられる植物であり、強い生命力を象徴しています。一方、おかしみとかなしみをあわせもつ道化師は西洋的であり、定着とは遠い存在です。作品中の二つのモチーフには、東洋と西洋、二つの世界を往還しつづけた作者のなかの両極性と矛盾を垣間見ることができるでしょう。