クロード・モネ
クロード・モネ
《睡蓮》
制作時期
1914-1917年
サイズ
縦150.5×横200cm

モネの絵画に描かれている睡蓮は、自然のまま茂っているようですが、じつは画家の緻密な計画により作りこまれたものです。モネは、異なる色の睡蓮をおのおの鉢に入れ、好きな色を組みあわせて自邸の庭の池に配置しました。当時、赤色の睡蓮は新品種として発表されたばかりでした。画面下部に浮かぶ睡蓮の赤味の強い花弁からは、園芸界の動向の影響がうかがえます。