工芸
                  
                    
                      黒田辰秋
                    
                  
                  
                    
                    
                      
                
              《貝象嵌色字筥(かいぞうがんいろじはこ)》
                        制作時期
                        
                    
                    
                      1928年
                        サイズ
                        
                    
                  縦28.08×横21.8×高さ13.3cm

                  
                    本作は、黒田辰秋の初期を代表する作品で、三國荘のテーブルに置かれました。貝の象嵌(ぞうがん)で「色」の一字を中央に置き、麻の葉文など和の意匠が周囲を埋める美しい仕上がりで、山本家で大切に保存されてきました。後年黒田は、青く光るメキシコ産のアワビ貝を用いた耀貝(ようがい)螺鈿の技法を確立し、茶器や手筥などに展開をみせますが、若き日の労作《色字筥》に早くも技の完成を見てとることができます。
                  
                
              
 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                    