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陶磁器

ルーシー・リー

《白釉鉢(はくゆうはち)》

制作時期

1970年代

サイズ

縦15.8×横20.8×高さ10.5cm

美濃の志野焼のように、白い長石釉(ちょうせきゆう)がたっぷりとかけられた鉢です。ルーシー・リーは、バーナード・リーチや濱田庄司と親交があり、東洋の陶磁に対する理解は、その長い陶匠としての生涯のなかで充分なものがありました。この作品は、日本の陶器の肌あいと味わいをもつものといえますが、楕円形のフォルムが生みだす口縁部(こうえんぶ)のゆったりと優美な形姿や、重すぎることのない釉薬の調子には、作家の創作への意思が強く感じられるでしょう。