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睡蓮2003ガーデン、山荘の時間 開催日時:2003年」6月17日(火)~9月7日(日)

開催概要 休 館 日 月曜日、7/22(火) 
(但し7/21(月・祝)は開館)
開館時間 10:00-17:00
9/27迄毎週金・土曜日は夜間延長開館を
実施します 
10:00-19:00
(入館は閉館の30分前まで)
入 場 料 一般 600円(500円)、
大学・高校生400円(300円)
小学・中学生 無料
“Share”共有、共感
大正の初めから約20年をかけて大阪の実業家が私的に作った大山崎山荘とその庭園は、アサヒビール(株)、京都府、地元の方々の共通の思いが実り、平成8年に甦りました。ここにアサヒビール初代社長の民藝等のコレクションと、同社の所蔵する作品の数々(モネの「睡蓮」他)が加わりました。庭園の季節ごとの草木や空間は今一般に公開されるかたちで人々に共有されています。個人が自分の好みにしつらえた空間が、歴史の変遷の「時間」の中で微妙な変化を伴いながら共有されるに至っています。
 本展では、このような歴史を持つ大山崎山荘の環境と自然を、作品に触れて、見て、聞いて、実際に庭園で体感(採集)することによって、夏の暑さや、鳥のさえずり、木々の香りなど、「山荘の時間」について考えてみたいと思います。皆さんの、それぞれの身近な環境や自然を、立ち止まって見つめ、感じていただける仕掛けを用意しました。「時間」は目には見えないものですが、もしかするとそのかけらを捉えることが出来るかもしれません。
身の回りの環境や自然を、立ち止まって感じることについて、大山崎山荘美術館ならではの提案を行います。
参加作家と主な出品作品  
2002life/art展 資生堂ギャラリー 金沢健一「家族のためのテーブル」2002 photo 桜井ただひさ
   
金沢健一 彫刻家 金沢健一 プロフィール
  鉄を素材とし、音と振動で空間全体が作品になります。みんなで集まり、心の耳を澄まし、山荘の中の音の採集を行います。 
1.新館全体「音のかけら」、
本館パルミラ像前
「家族のためのテーブル」 
2.パフォーマンス/ 9/6 17:00-、
withグラス・マーケッツ9/7 15:00- 
小山田徹 美術家 小山田徹 プロフィール  
 
山荘や庭に存在するさまざまなものと空間と時間を採集するフィールドワークを行います。今回、小山田率いる研究チームは、文化人類学者から写真研究者、句会のグループまで約10組。各専門家と参加者が、大山崎をじっくり調べて、大山崎山荘図鑑を完成させます。
1. 図鑑「大山崎山荘」プロジェクト・ワークショップ
本館2階バスルームの部屋を、図鑑編纂室とする。歴史、屋根、石、昆虫、植物等、参加者個人の主観によって採集されたものが、集まって最終的に大山崎をかたどる小宇宙(図鑑)となる過程を展示。会期中、小山田プロデュースによる様々な分野の協力者が行う、展示及びークショップが随時進行し、毎週土曜日は小山田が終日常駐して編纂作業を進めます。
ワークショップスケジュール
グラスマーケッツ 朗読集団
小山田徹 プロフィール
 
山荘で言葉によるひそやかな共振をはじめます。
1.9/7(日) 15:00- 金沢健一とのコラボレーション、
パフォーマンス
2.7/12、8/9(土) 各日共 (1)15:00-(2)17:00-、 9/6 15:00-
クロード・モネの絵画「睡蓮」をテーマとした朗読パフォーマンス他。
(パフォーマンスは館内外を移動しながら行われます。当日受付にて、開催場所をご確認ください。)


風薫る大山崎山荘 アンティーク西洋麦酒盃(ビア・マグ)展

2003年4月8日(火)~6月15日(日)
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

★5/16~9/27の毎週金・土曜日は午後7時まで開館
(入館は午後6時30分まで)
ビールの歴史については諸説ありますが、現在のビールにほぼ近い形が出来上がるのはホップを使用するようになった11世紀後半、中欧諸国からとされています。以来中欧諸国各地の工房では、大衆の喉を潤すビールの器として、麦酒盃(ビア・マグ)やピッチャーが盛んに作られました。

特にビール王国であるドイツ、ライン川流域では14世紀頃から作られた「炻器(せっき)(stone-ware)(※1)」という独特の器が見られます。石のように火で固く焼き締めることから名づけられたこの焼物は、塩釉(※2)や多彩色の技法を加えることにより、当時大人気を博しました。
麦酒盃(ビア・マグ)の特徴として注目されるのは、陶磁器(炻器を含む)、ガラス、革、木、金属など材質の多様さに加え、華やかでユニークなそのデザインです。ギリシャ神話、英雄武勇伝、民間伝承説話、ビールを飲み交わす風俗画など、各々のテーマを追った、暮らしの中の器ならではの、楽しく活き活きとした表現を見ることができます。

 本展は風薫る清々しい季節、英国風の趣のアサヒグループ大山崎山荘美術館において、西洋の麦酒盃(ビア・マグ)・ピッチャー等約100点を一堂に展観します。古き時代のビールの器を通して、現代まで続くビールの歴史や暮らしを振り返る機会ともなれば幸いです。
※1  炻器(せっき) 珪酸を多く含んだ土を高温で焼いたもの。素地不透明な素地、気孔がないのを特徴とする。
※2  塩釉(しおぐすり) 焼成時に窯に岩塩を投げ込むことによってできる揮発釉。
〔作品点数〕約100点
-関連プラン-
■ビール5種を販売(本展覧会期間限定)
アサヒスーパードライ/アサヒ黒生/バスペールエール/レーベンブロイ/レーベンブロイアルコールフリー
■クイズラリー
ビールの歴史や器などの豆知識クイズをラリー形式で行います。
次回展チケットプレゼント(若干変更することもあります)
■ロビーコンサート(2階カフェにて/申込制)
5月28日(水)mama!milk 29日(木)THIS=misa×saikou

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