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本展は現在活躍中の、金工家・河野三秋(こうのさんしゅう)、陶芸家・髙橋誠(たかはしまこと)、漆芸家・室瀬(むろせ)和美(かずみ)の展覧会です。三人は東京芸術大学在学中にそれぞれ師となる人物と出会い、伝統の技を学びました。技の探求や新しいテーマを求めて、日々研鑚を積んでいます。日本工芸の歴史の中で、連綿と受け継がれてきた伝統の技に、現代に生きる作家が新しいアイデアで取り組み制作した作品約100点を本館、新館でご覧頂きます。新館では、モネの『睡蓮』も展示いたします。 |
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陶芸家の髙橋誠(たかはしまこと)(1948~)は、在学中は田村耕一に、大学院修了後に藤本能道氏のもとで絵付けと釉薬の研究を真近で学んでいます。1986年、小田原市根府川に築窯し、独立後は、ほぼ毎年、年間数回開催する百貨店の個展を中心に精力的な創作活動をしています。現在は、日本工芸会正会員であり、伝統工芸新作(東日本支部)、新作陶芸展(陶芸部会)の審査員を務めるなど、陶芸界の中堅世代の一人として活躍しています。本展では、髙橋が得意の花鳥を描いた色絵磁器の組皿など約50点を展示します。 |
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河野三秋(こうのさんしゅう)(1948年~)は、在学中は金工分野の鋳金を専攻し、卒業後、彫金、鍛金の技術も取り入れた作家です。金属デザインに対する考え方は平松保城からの影響を受けました。卒業後92年まで日本クラフトデザイン協会会員として活躍し77年には日本クラフト賞を受賞しています。その後も百貨店やギャラリーでの個展を中心に創作活動を続けており、1997年には国際交流基金に作品が買い上げされてます。作家として制作に励む一方で、ヒコ・みづのジュエリーカレッジでは後進の育成に携わっています。作品の制作で扱う素材は金、銀、銅、真鍮、鉄など様々です。本展では、新館を中心にレリーフなどのオブジェ作品を新作を含め約20点展示します。 |
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漆芸家の室瀬(むろせ)和美(かずみ)(1950年~)は、在学中は田口善国に、学外では松田権六に教えを受けました。また室瀬は父の春二も漆芸家でしたので、子供の頃から漆の仕事の苦労と喜びを見て育ちました。現在は日本伝統工芸展や日本伝統漆芸展などで作品の発表を続けながら、文化庁などの依頼による文化財の修復の仕事にも力を注いでいます。
本展では伝統的な技を盛り込んだ硯箱など約20点とあわせて、新作の蒔絵ハープを展示します。蒔絵ハープは、現代にふさわしい漆芸作品をと考えられて作られた室瀬の代表作の一つです。 |
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事前予約制。各回15名様。
展示中の作品を作家の解説を交えながらご案内いたします。
*FAXにてお申し込み受付 定員になり次第締め切りとさせていただきます。
※こちらのワークショップは終了いたしました。 |
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各回約20分の予定
展示中の蒔絵螺鈿ハープを実際に演奏します。予約不要。 |
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事前予約制
定員先着25組50名様
*FAXにてお申し込み受付 定員になり次第締め切りとさせていただきます。
会費ペア2万円(入館料は別途必要です)
食事、シャンパン付。夜の大山崎山荘で、ハープの演奏をお楽しみいただきます。
※こちらのワークショップは終了いたしました。 |
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