企画展のご案内
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前田正博色絵磁器 展(本館にて開催)
2007年1月31日(水)~3月25日(日)
主催/アサヒグループ大山崎山荘美術館、協賛/アサヒビール株式会社 開館10周年特別企画
同時開催
 ―生活の器でありながら、オブジェであり、絵画である――「ただひたすらひとつの塊に絵を描きたい」、その思いの結晶となったのが前田正博(まえだまさひろ)の器です。真っ白な磁器をキャンバスに見立てて色を重ねて置いてゆく作業、それは絵付を中心とした前田の表現スタイルとなっています。陶芸家・前田正博(1948-)は京都府久美浜に生まれ、東京芸術大学で陶芸を学びました。現在は東京六本木に工房を構えています。
色絵金銀彩面取鉢 色絵金銀彩蓋物 色絵金銀彩面取鉢 色絵金彫彩蓋物
前田の作品は色絵金銀彩(いろえきんぎんさい)の磁器です。絶妙な色彩は真っ白な土に始まり、マスキングをしては色を乗せ焼成するという工程を5回以上も繰り返すことによってもたらされています。出来上がりの効果を緻密に計算した色絵であり、長い実践で取得した技術が活かされています。そして絵付には椰子の木や花、月、フクロウなど、自然の生物がモチーフとしてのびやかに描かれます。その自在な組み合わせによって作られる鉢や皿などの器は、青や赤などの鮮やかな色で軽快に配色されながらも、同時に不思議な清澄さを湛えています。 色絵磁器に新たな世界を切り拓く前田正博の器約100点をお楽しみください。
釉薬の塗り分けをするために、テープなどを貼って釉薬を掛ける箇所以外を覆い隠すこと。
 
ラブ?レター ―現代女性作家たちから巨匠たちへ―
ラブ?レター展 (新館にて開催)
2007年1月31日(水)~3月25日(日)
主催/アサヒグループ大山崎山荘美術館、協賛/アサヒビール株式会社
企画協力/京都造形芸術大学 芸術表現・アートプロデュース学科
新館では活躍中の4名の女性アーティストが当館収蔵作品を選び、それらに対する「リスポンス」として新たに制作した作品を発表します。巨匠たちの作品に勇敢にチャレンジするのはこの京都とゆかりの深い女性作家・イチハラヒロコ、木村友紀(きむらゆき)、澤田知子(さわだともこ)、流麻二果(ながれまにか)。今回彼女達が選んだ作品はモネ『日本の橋』、ピカソ『横たわる女』など。絵画以外にも、陶芸など多岐にわたるジャンルの収蔵作品の中から何を選ぶかはアーティスト次第です。

モネの作品を前にして、人は何を思うでしょう。作品を見ることで思い出す記憶、湧き上がる感情、作家についての空想など、様々な感情がプリズムのように表れます。本展に参加するアーティストは、巨匠たちの作品と向き合い制作することで、現代に生きる彼女たちの思いを作品で語ります。巨匠たちの作品とそれに呼応して制作された「ラブ?レター」をあわせてご鑑賞いただきます。
[ 作家紹介 ]
イチハラヒロコ(1963-)京都生まれ。
日常的でユーモアに満ちた言葉を広告用書体で表すランゲージアーティスト。
木村 友紀(1971-)京都生まれ。
人物や風景を素材に、非日常のイメージを写真や映像作品で表現。
澤田 知子(1977-)神戸生まれ。
学生時代を京都で過ごす。本人が様々な人物に扮し撮影したセルフポートレイトの作品を発表。
流 麻二果(1975-)大阪生まれ。
京都上賀茂が関西の活動の拠点。他者を題材にした絵画やインスタレーション作品を展開。

2007/1/31(水)
オープニング特別展示
2007年1月31日(水) 当日限り
美術館「(とち)の木茶屋」にて、流麻二果による特別展示を公開いたします。
※こちらのイベントは終了いたしました。
2007/3/10(土)
イチハラヒロコワークショップ
『 わくわくドキドキ世界一決定戦! 』
言葉や文字を作品として表現するイチハラヒロコ氏とともに、参加者のみなさま と展覧会で受けた印象、感覚を 擬音語、擬態語「わくわく、ドキドキ」などの言葉で表現します。どのようなコ トバが出てくるでしょうか。ワークショップの最後には 一つの言葉を全員で選び「世界一!」を決めます。

◆2007年3月10日(土)開催
◆対象は小学生以上。
◆13時30分受付開始 /14時ワークショップ開始 (終了予定 16時)
◆定員先着15名(小学生は保護者の方もご一緒にご参加ください)
※こちらのイベントは終了いたしました。
2007/3/10(土)
みんなで読もうラブ?レター!
『ラブ?レター』展では京都にゆかりのある4人の女性作家が作品という形で巨 匠たちにラブレターを送っています。どのようなラブレターなのでしょうか。そしてそれ ぞれの作品にどのような思いが込められているのでしょうか。 参加者全員で一緒に会話しながら4人のラブレターを見てみましょう。現代に生 きる女性作家たちの思いと、思いを向けられた巨匠たちの作品。 両者を見ていく中で新しい発見があるかもしれません。

◆1回目 2月17日(土)受付16時半まで 開始17時~17時45分 終了予定
  ※このイベントは終了しました。
◆2回目 3月24日(土)受付16時半まで 開始17時~17時45分 終了予定
 ※このイベントは終了しました。
◆定員 各回15名
◆対象 中学生以上
◆申し込み方法 FAXにて
◆企画協力 京都造形芸術大学 芸術表現・アートプロデュース学科
参加料は無料ですが入館料は必要です。
(16時半までに入館手続きは済ませてください。またギャラリートーク終了後は館内の見学はできません)


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