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うつわのちから くらしを彩るいれものたち左:ルーシー・リー《茶釉線文鉢》1960-70年代頃 Estate of the artist 右:《トルコ 花文瓶》19世紀頃


うつわは、くらしを美しくする鍵を握っています。
水、米、茶、花、酒、香、装身具……
じつに様々なものをその中に受け入れ、
わたしたちのくらしにとけこんでいる、うつわ。
とりわけ飲食の場面には欠かせない存在であり、
その姿かたちは気分を高揚させてくれることもあります。
また、食器だけでなく、飾り皿や花器なども生活と密接に関わり、
目を楽しませてくれます。
何を使って食べるのか、飲むのか、飾るのか、という選択は、
日常を大きく変える可能性を秘めているのです。
碗、皿、鉢、瓶、と形態はさまざまですが、
何かを受け入れる体勢が整っているうつわたちを見ていると、
何を入れようか、いつ、どこで使おうかと、思いがめぐります。
その余白ゆえに、うつわは想像力を大いに刺激し、
わたしたちはそこに、各々の趣向や美意識を反映させた何かを
足すことで、うつわを完成に至らしめているといえるでしょう。
その行為は時代・洋の東西を問わず、
日々の営みを彩りかたちづくってきました。
食を包み、物を入れ、空間を飾るうつわは、
土、ガラス、木、金属などの素材、そして多種多様な技法との
組み合わせにより、かたち・色・手触りと無限の展開をもち、
日常を豊かなものへと導いてくれるのです。
本展では、食に密着するうつわ、空間を飾るうつわに焦点をあて、
古今東西の陶磁器を中心に厳選しました。
当館のコレクションを通して、うつわの数々が備える、
くらしを彩るかたちを考える展覧会です。


アサヒ ラボ・ガーデン提携企画「うつわのはなし」

◆話し手:
当館学芸員
◆日 時:
11月4日(日)2013年1月19日(土) 14:00-15:00
◆場 所:
アサヒ ラボ・ガーデン(最寄:JR大阪駅・各線梅田駅)
◆内 容:
企画展の理解をより深めるためのレクチャー
◆参加費:
無料
◆定 員:
各回40名、要申込(先着順)
◆参加受付:
10月中旬頃、12月中旬頃よりアサヒ ラボ・ガーデンのホームページ上で受付開始
※こちらのイベントは終了いたしました。

ギャラリートーク

◆日 時 :
展覧会期間中、第2、第4土曜日 14:00-14:30
◆場 所:
当館展示室
◆内 容 :
当館学芸員による展示の見どころ解説
◆参加費 :
無料、ただし美術館入館料は別途必要 ※事前申込不要

「大山崎山荘+聴竹居 ― 大山崎のモダンライフ探訪ツアー」

◆日 時:
2012年①10月31日(水)、②11月11日(日)、③11月19日(月)、④12月3日(月)、⑤12月9日(日)
2013年⑥1月20日(日)、⑦1月30日(水)、⑧2月15日(金)、⑨2月24日(日)
13:00-16:00
※受付を終了いたしました。
◆場 所:
アサヒグループ大山崎山荘美術館(本館・庭園内非公開施設)、聴竹居
◆内 容:
同時代を生きた大山崎の二大セレブリティー、実業家・加賀正太郎と建築家・藤井厚二の モダンライフをめぐる当館学芸員と聴竹居倶楽部メンバーによるギャラリーツアー
◆参加費:
無料 ※ただし美術館入館料と聴竹居見学料(1000円)は別途必要
◆参加受付:
FAXまたは往復はがきで (1)氏名 (2)住所 (3)電話番号 (4)FAX番号(5)希望日を
ご記入のうえ、アサヒグループ大山崎山荘美術館「モダンライフ探訪ツアー係」まで。
FAX:075-957-3126

※申込は1回につき2名様まで ※対象は高校生以上

※往復はがきの場合は、参加希望日1週間前必着 ※電話、メールによる受付はいたしません。

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