企画展のご案内
<< 次頁へ
企画展の一覧ページ
前頁へ >>

濱田庄司(1894-1978)は、工芸の質向上を願う、ルノワールの言葉に励まされ工芸の道を志しました。陶芸家として技を磨き、生活に根ざした重厚で力強く放胆さに満ちた作品を数多く生み出し、民藝運動の旗手として活躍するようになりました。

濱田庄司『飴釉十字掛大鉢』
濱田庄司『飴釉十字掛大鉢』
左/濱田庄司『壺屋面取共手土瓶』左/濱田庄司『壺屋面取共手土瓶』
左/濱田庄司『壺屋面取共手土瓶』
右/『壺屋黒釉共手土瓶』沖縄
『弓野鷺絵鉢』日本・肥前
『弓野鷺絵鉢』日本・肥前

濱田の到達した技術や感性の源泉には、彼が蒐集した、世界各地の膨大な工芸品がありました。このたび、これまでまとまって外部で紹介される機会が殆どなかった彼の蒐集品を、濱田の作品ととともに紹介します。本展は、彼が自らの審美眼で蒐めた品々から、美の本質をどのように受け取り、咀嚼して自身の作品に繋げ表現世界を築いていったのか、制作の原点を探ります。

『パナリ焼壺』沖縄八重山諸島
『パナリ焼壺』沖縄八重山諸島
『イヌイット梟彫刻像』カナダ
『イヌイット梟彫刻像』カナダ
『三彩鉢』イラン・ニシャプール
『三彩鉢』イラン・ニシャプール

濱田は日本だけでなく東西を問わず世界各地を旅しながら、工芸品の調査、蒐集の旅を行いました。蒐集されたものは陶器や染織品、家具、原始美術など幅広いジャンルに及び、総数約3000点が、彼が晩年に設けた「益子参考館」(栃木県・益子町)に遺されています。本展では、日本最南端の窯で制作された、珊瑚の白い粒の結晶が美しい『パナリ焼壺』、や中国先史時代のアンダーソン土器として知られる『彩陶壺』など、大変に珍しい器や、各地の品々も賑やかに登場します。

ギャラリートーク
◆話し手:濱田晋作
(本展監修。陶芸家であり、益子参考館館長を務める。濱田庄司次男)
◆日時:2009年3月12日(木) 11:00~12:00
◆定員:20名(要申込)
◆参加費:無料(入館料は別途必要です)
◆会場:当館展示室
◆内容:父・濱田庄司の蒐集品について語ります。
◆参加受付:FAXにてお申し込みください。FAX:075-957-3126
①お名前 ②ご住所 ③お電話番号 ④FAX番号 をご記入の上、「濱田晋作ギャラリートーク係」まで。
※こちらのイベントは終了いたしました。

 
講演会
◆話し手:佐々木潤一
(当館学芸顧問。元日本民藝館主事・学芸員。生前の濱田庄司に薫陶を受ける。)
◆日時:2009年3月28日(土) 14:00~15:30
◆定員:100名(要申込)
◆参加費:無料(入館料は別途必要です)
◆会場:大山崎ふるさとセンター※3階ホールにて
(阪急大山崎駅そば、大山崎町大山崎竜光3番)
◆内容:本展についての解説、および生前の濱田庄司について語ります。
◆後援:大山崎町・大山崎町教育委員会
◆参加受付:FAXにてお申し込みください。FAX:075-957-3126
①お名前 ②ご住所 ③お電話番号 ④FAX番号 をご記入の上、「講演会係」まで。

※こちらのイベントは終了いたしました。

おちゃかい?建築的視線で世界を愛でる
◆タイトル:「建築的視線で世界を愛でる」
◆内容:
   「世界のむこう側」をテーマとするレクチャーのシリーズです。今回は、建築家・岡田記一さんに、世の中を建築的に見る楽しみをうかがいます。
 世界は様々な眺め方で違った側面を見せてくれます。一つの花も生物学的視点や文学的視点、経済的視点などで眺めるとそれぞれ様々な世界が見えてきます。今回は身の回りの事象を建築的視点、視線で眺める事の楽しさを考えます。終了後、庭の木や地面も建築的構造に見えてくるかも…。

◆ゲスト: 岡田記一(おかだ きいち)
  建築設計士。1965年京都生まれ。京都市立芸術大学卒業ののち、 設計事務所勤務。1992年に建築設計事務所「岡田計画」を設立。 低コストの木造小建築の可能性に興味を持ち模索、いくつかの設計を行う。ナビゲーターの小山田徹とは施工集団「ID10」、洞窟探検グループ「Com-pass Caving Unit」のメンバーとして活動を共にする。
◆ナビゲーター:小山田 徹(こやまだ とおる)
  美術家。1961年鹿児島生まれ。京都市立芸術大学日本画科卒業。1998年までパフォーマンスグループ「ダムタイプ」で舞台美術と舞台監督を担当。平行して「風景収集狂舎」の名で様々なコミュニティ、共有空間の開発を行ない現在に至る。近年、洞窟と出会い、洞窟探検グループ「Com-pass Caving Unit」メンバーとして活動中。
◆日時:2009年4月18日(土)、19日(日)14:00~16:00
◆定員:各回15名(先着順)
◆参加費:無料(入館料は別途必要です)
◆場所:当館茶室
◆参加受付:FAXにてお申し込みください。FAX:075-957-3126
①お名前 ②ご住所 ③お電話番号 ④FAX番号 をご記入の上、「おちゃかい?係」まで。

※こちらのイベントは終了いたしました。
濱田窯カフェ
◆日時:展覧会会期中の平日(火~金)のみ(計45日間)、10:00~16:45(オーダー)
◆場所:当館喫茶室
◆内容: 濱田窯で制作されたそば猪口と小皿でコーヒー(紅茶)とクッキーをお楽しみいた だきます。器はお持ち帰りください。
◆料金:3000円(税込)
◆定員:各日限定10名まで

濱田窯グッズ販売
◆日時:展覧会会期中
◆場所:当館1階ミュージアムショップ
◆内容: 濱田庄司が興し、現在も栃木県益子町の代表的な窯元である濱田窯の器を販売いたします。

中国茶会
◆日時:5月16日(土)、17日(日)11:00~16:00(受付は15:30まで)
◆場所:当館庭園など
◆内容:恒例の中国茶会を開催します。
◆参加費:1000円(税込、お菓子・お土産付き)、入館料が別途必要
◆主催:中國茶會・無茶空茶
※ 雨天決行
※ お気に入りのお猪口ぐらいの茶杯をお持ちになってご参加ください。
※ 本件のお問い合わせ先 TEL:06-6361-6910 中國茶會・無茶空茶

※こちらのイベントは終了いたしました。

<< 次頁へ
企画展の一覧ページ
前頁へ >>