企画展のご案内
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ゑげれすいろは
版画家 川上澄生(かわかみ すみお) 展
2007/3/28wed. -  6/17 sun
 
 
協力:鹿沼市立川上澄生美術館  川上さやか
 版画家・川上澄生(1895-1972)は文明開化の末期に横浜で生まれました。青山学院高等科卒業後、カナダのヴィクトリア、アメリカのシアトル、そしてアラスカを旅して帰国、宇都宮で英語教師をしながら独学で版画制作に取り組みました。 川上の作品は様々ですが、特に「南蛮」、「文明開化」など異国情緒に満ちたテーマを生涯数多く制作しています。

 また、その版画は図案だけでなくそこに添えられる詩も相まってロマンティシズムとユーモアに満ち、詩情性溢れた表現が確立されています。近代版画界に与えた影響は少なくなく、大きな存在感と足跡を遺しました。棟方志功も彼の『初夏の風』との出会いが契機となり版画制作に足を踏み入れ、最初の版画集となる『星座の花嫁』を刊行しました。
畫集ゑげれすいろは
甲比丹散歩之図  本展では版画家・川上澄生のロマンティシズムに溢れた初期の代表作『ローマ字 初夏の風』、『風船乗り』や、南蛮人を主題とした『蛮船入津』や『たばこ渡来記』、キリスト教や聖書に着眼点を得た『聖母子』、『波涛万里 きりしたん武士』、西洋の文化を日本人の視点から取り上げた『いんへるの』、『しんでれら出世繪噺』、その他イソップ物語をテーマとした『北風と太陽』など、木版画の諸作品に加えてガラス絵や水彩作品もあわせて展覧し個性豊かな川上の世界を紹介します。
英国風山荘である当館において川上の異国情緒あふれる作品を展覧し、その世界観に近しく触れる機会と致したく存じます。
作品点数:川上澄生作品約80点(木版画、リトグラフ、水彩、ガラス絵、木工品)
※川上と交流のあった濱田庄司、棟方志功作品や、彼が題材として取り上げたドイツの髭徳利やビアジョッキなども併せて展示いたします。
しんでれら出世繪噺

本展会期中、館内(本館・新館)での撮影はお断りしています。
ご了解いただきますよう御願い申し上げます。
学芸員によるギャラリートーク
2007年5月12日(土) ・ 5月26日(土)

美術館本館展示室にて、出品作品の解説を行います。
◆午後2時~、約30分間
◆定員先着20名
◆参加無料(※ただし入館料は別途必要)
FAXにて参加受付 希望参加日、お名前、ご住所、ご連絡先番号、ご連絡先FAX番号を記入の上、ギャラリートーク係まで(FAX:075-957-3126)
※こちらのイベントは終了いたしました。
大山崎春茶会
春風得意  春風に意を得る
2007年4月21日(土) ・  4月22日(土)

春風に吹かれながら花を眺める嬉しさ、茶を啜る楽しさ。今生にめぐりあわせた春と新茶の茶会を開催致します。闘茶会(茶名当て)、茶大小(さいころをふり、飲む茶杯の数が決まる遊び)など、お茶にちなんだお遊びも催します。
主催:中國茶會・無茶空茶(お問い合わせ/06-6361-6910)
※こちらのイベントは終了いたしました。

昨年の秋茶会にて ※内容は各茶会で趣向は異なります。
 
美術家・小山田徹による関連企画
「おちゃかい?」 第一回「コーヒーを愛でる」
◆講師:自家焙煎家オオヤさん
◆2007年5月19日(土)※こちらのイベントは終了いたしました。
◆2007年5月20日(日)※こちらのイベントは終了いたしました。
◆時間:14:00~16:00
◆定員:先着15名
◆参加無料(※ただし入館料は別途必要)
◆内容:美術家小山田徹さんによるプログラムで、「世界のむこう側」をテーマと するレクチャーシリーズ。日常接しているモノも、そのむこう側にはわたしたち が知らない世界が広がっています。様々な専門の方に話を伺いながら、モノを愛 でるお茶会です。第一回目は京都美山の自家焙煎家オオヤさんに、コーヒーの裏 話とおいしい入れ方を教えていただきます。


 
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